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食事量を計算するなら、詳しく割り出す方法もありますが、計算が面倒で、あまり実用的ではありませんし、そこまで詳しく計算しても、実際には食事量は個体差が大きいので、あくまで目安でしかありません。
そこで、大雑把な食事量の決め方を表にしてみました。
成犬に与える一日の食事量(水分70%程度の手作り食の場合)の目安は以下の表の通りです。
サイズ |
体重 |
必要なカロリー |
食事量※ |
(体重) |
kg |
kcal/日 |
増加量kcal
(体重1kg当たり) |
g/日 |
増加量g
(体重1kg当たり) |
超小型犬
( 〜5kg) |
1 |
120 |
70 |
100 |
50 |
2 |
190 |
150 |
3 |
260 |
200 |
4 |
330 |
250 |
5 |
400 |
300 |
小型犬
(5〜10kg) |
6 |
455 |
55 |
340 |
40
|
7 |
510 |
380 |
8 |
565 |
420 |
9 |
620 |
460 |
10 |
675 |
500 |
中型犬
(10〜20kg) |
10 |
675 |
45 |
500 |
35 |
15 |
900 |
675 |
20 |
1125 |
850 |
大型犬
(20〜40kg) |
20 |
1125 |
40 |
850 |
30 |
30 |
1525 |
1150 |
40 |
1925 |
1450 |
超大型犬
(40〜60kg) |
40 |
1925 |
30 |
1450 |
25 |
50 |
2225 |
1700 |
60 |
2525 |
1950 |
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では、この表について簡単に説明します。
まず、必要なエネルギー量については、超小型犬の成犬でしたら、体重1kgの犬で1日当たり120kcalのエネルギーが必要で、それより体重が1kg増える毎に必要カロリーは70kcal増えます。
サイズが大きくなるにつれて1日の必要カロリーの増加量は少なくなり、超大型犬では体重1kg毎に30kcalしか増えません。
次に与える量についてですが、手作り食のカロリーをいちいち栄養成分から計算するのは面倒です。そこで、手作り食の場合、大体1.2〜1.5kcal/gのカロリーであるとして計算します。これをもとに1日に与える量を計算したのが食事量(表の白い部分)です。
(※これはごはんと肉などを主体にした水分が70%程度の食事の場合です。食材とレシピのページで示した献立はこれにあてはまります。)
以上を簡単にまとめると、
例えば、超小型犬の場合、体重1kgの子で1日の食事量は100gで、体重1kg毎に50g増やして考えると良いということです。これが上記の表の数値です。これだけ(表の白い部分)を覚えておきましょう。
これを基本にして、食事が脂っこい時や太ってきたと思ったら1割ほど減らしてあげるとよいでしょう。
例えば、体重5kgの成犬ならば、だいたい300gを作れば、1日分の食事になるということです。
食材 |
重量% |
例 |
肉類 |
50% |
鶏むね肉 150g |
ごはん |
40% |
ごはん 120g |
野菜等 |
10% |
野菜ジュース 30g(煮た野菜でもよい) |
HPサプリ |
2% |
HPサプリ 6g(商品に添付の小さじにすり切れ3杯) |
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合計 約300g |
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味つけ |
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・塩分の含まれる調味料は小さじ半分以下に抑えましょう。 |
このレシピの詳細については食材とレシピのページをご覧ください。
ここで紹介しました表は成犬用のものですが、その他のライフサイクルの時の必要カロリーや食事量についても、いずれ紹介してゆく予定です。
(なお、与える量(詳細編)に記載してあります方法で計算すれば、その他のライフサイクルの時の必要カロリー量や食事量についても算出することができます。)
注) ここで紹介しました表中の必要カロリーは与える量(詳細編)に記載しております成犬用のものと多少異なっています。これは数字を丸めてわかりやすく改変したためですが、実用上は特に問題ありません。 |
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