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Dr.Subelisuの食事と栄養豆読本

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犬や猫の栄養についてのお話を掲載するページです。犬や猫の栄養学なんて、普段、聞いたこともないという方がほとんどだと思います。
ちょっぴり退屈、でもためになる話がでてきますよ。犬や猫の食事のことについて、もっと知りたいという方のために、じっくりとやっていきたいと思います。

ビタミン

■脂溶性ビタミンと水溶性ビタミン

ビタミンという言葉はみなさんよくご存知だと思います。ビタミンが動物の健康に必須の微量栄養素であるということがわかってからすでに80年近くが経ち、非常に長い歴史がありますが、まだまだわからないことがたくさんあるのも事実です。今回から、そのビタミンについてわかっている範囲で説明していきたいと思います。

ところで、ビタミンはその性質や化学的構造の違いにより、水溶性と脂溶性の2種に大きく分類されます。文字通り、水溶性ビタミンは水に溶けた形で吸収、排泄され、脂溶性ビタミンは脂肪に溶けた形で吸収、排泄されます。

脂溶性ビタミンは体内から排出されにくく、体に貯蔵されやすい性質を持っています。従って、脂溶性ビタミンは毎日毎日食事から取らなくても欠乏することが少ないのです。これは逆にたくさん取りすぎると体内に過剰に蓄積されて中毒症状を起こすということにもなります。

一方、水溶性ビタミンの場合は過剰分は尿などによって体から排出されやすいので、過剰による中毒を起こすことはあまりないと言われています。

脂溶性ビタミンおよび水溶性ビタミンにはどのようなものがあるかといいますと、
脂溶性ビタミンはビタミンA,D,E,K等です。
水溶性ビタミンはビタミンB,C等です。
このうちビタミンB群は化学名で呼ばれることの方が多いので、それを記しておくと次のよ
うになります。

チアミン(ビタミンB1)
リボフラビン(ビタミンB2)
ナイアシン(ビタミンB3)
パントテン酸(ビタミンB5)
ピリドキシン(ビタミンB6)
葉酸(ビタミンB9)
コバラミン(ビタミンB12)

ビタミンは調理や保存によって失われてしまいやすいものもあります。例えば、チアミンや葉酸、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンKなどは効力がなくなりやすいといわれています。そこで、ビタミン補給ということがよくいわれる訳ですが、ペットフードには損失をカバーするだけのビタミンがすでに添加されているので、実際には、むしろ、欠乏よりも過剰症の方が問題になることの方が多いようです。つまり、不必要にビタミンを補強しすぎて過剰症になってしまう場合があるのです。特に自分でサプリメント等を与える場合には上述した脂溶性ビタミンの補給には注意が必要です。

かって、大手ペットフード会社のキャットフードにビタミンDが過剰に含有されていたために、過剰症を起こして多くの猫が犠牲になったというようなこともありましたので、栄養過剰の問題は決してあなどれません。

今回はここまで。

■次回はビタミンAについてを予定しています。

■最後に
 この文章はあくまで小動物栄養学に関する一般論を述べたものです。すべてのペットにこの内容があてはまるわけではありません。ご利用にあたっては各人の責任と判断においてご利用くださるようお願い致します。

「Dr.Subelisuのペットの食事と栄養豆読本」を掲載しているメルマガ”ほりんふぁー”は現在、休刊中です。

 

 

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